
服のカビ臭さを効果的かつ確実に取る方法
長期保存された衣類や中古の服を扱う場合、よくある悩みが「服のカビ臭さをどう取るか?」という問題です。
一見きれいに見える服でも、「保管臭」や「湿ったにおい」があると、販売や着用に支障をきたすことがあります。ネットには多くの対策法が出回っていますが、業務用や大量在庫向けには不十分なケースも。
この記事では、私たちの中古衣料専門店としての経験をもとに、効果的かつ簡単にカビ臭さを取る方法を紹介します。また、当店で行っているプロの処理方法もご説明します。
なぜ服がカビ臭くなるのか?
まずは、服からカビ臭や湿気臭が発生する原因を知っておくことが大切です。
カビ臭の主な原因
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換気の悪い場所(クローゼット、段ボール箱、ビニール袋など)での長期保管
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不十分な乾燥のまま収納してしまう
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湿度の高い環境での保管
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臭いを吸着しやすい合成繊維の衣類
特に中古・在庫衣類では
当店でも頻繁に見られます。見た目は問題ないけど、「保管のにおい」が残っていて購入者に悪印象を与える商品。
こうしたにおいは、洗濯してもなかなか取れないこともあり、売上やレビューに影響を与える可能性があります。
服のカビ臭さを効果的に取る方法
では、中古や保管中の服のにおいを安全に除去する方法を具体的に紹介していきます。
酢と重曹を使った洗濯
天然成分で安全にカビ臭を中和する人気の方法です。
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柔軟剤の代わりに酢を½カップ投入
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洗濯槽に重曹を大さじ1杯直接入れる
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ぬるま湯(30〜40℃)で洗濯する
においだけでなく、細菌の除去・柔軟効果も期待できます。
適温で中性洗剤を使用した洗濯
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無香料または中性タイプの洗剤を使用
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生地に応じて60℃での洗濯が可能なら実施(細菌・カビに効果的)
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デリケートな衣類には40℃で時間をかけて洗うのがベター
特に古着やヴィンテージ衣類に適した方法です。
天日干しや風通しの良い場所での乾燥
乾燥が不十分だと、せっかくの洗濯効果も台無しに。
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直射日光の当たる場所で乾かす
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紫外線には除菌・消臭効果もあり◎
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湿気の多い室内での乾燥は避けること
当店では、商品入荷後最低24時間は風通しの良い場所で自然乾燥させています。
市販の消臭・除菌製品を使う
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洗濯用の抗菌・消臭添加剤
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洗濯後に使用する繊維用スプレー
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衣類収納用の消臭ビーズ・乾燥剤
繊維への安全性が確認されている製品のみ使用してください。
スチーム・アイロンによる処理(プロ向け)
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衣類用スチーマーやスチームアイロンで蒸気をかける
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脇や首回りなど、においが残りやすい部分に重点的に処理
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最後にアイロンを当てることで見た目も整う
当店では、この方法でにおい除去と商品価値の向上を同時に実現しています。
カビ臭が再発しないための保管方法
せっかくカビ臭を取っても、また臭ってくる…という悩み、ありませんか?
以下のような保管対策で再発を防ぎましょう。
完全に乾燥させてから収納する
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少しでも湿気が残っていると再発の原因に
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忙しい場合は扇風機や乾燥機でしっかり乾かす
当店では洗濯後、追加で自然乾燥の時間を確保しています。
湿度管理された収納環境を用意する
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クローゼットや倉庫の定期的な換気
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除湿剤・シリカゲルの活用
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長期保管時は不織布の袋や通気性のある箱を使う
ビニール袋は短期使用のみに
密閉袋は便利ですが、湿気が閉じ込められるリスクが高いです。
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輸送や短期の管理には有効
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長期保存には紙製や布製の袋が◎
香りでごまかさない
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芳香剤でにおいをごまかすのではなく、根本から消臭を行う
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香り付き製品は洗濯・乾燥を終えた後に軽く使う程度に抑える
私たちのこだわり:無臭で販売可能な状態でお届け
私たちは、単に中古の服を仕入れて販売しているわけではありません。販売者やバイヤーがそのまま販売できる状態でお届けすることを第一に考えています。
処理の流れ:
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1点ずつの検品とにおい確認
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適切な洗濯・乾燥・スチーム処理
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保管時も湿度と通気を徹底管理
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お届け後すぐに販売・展示できる品質
中古衣料の仕入れ先をお探しの方、ぜひ一度ご相談ください。清潔・無臭・丁寧に処理された商品を安心して仕入れていただけます。
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